「成功したい」あるいは「成功する」という思考に対する、
私の気付きを小論文として書いてみたいと思います。
そして、多くの現代人にとって分かりやすい「成功」の概念は、
やはり”経済的な成功(お金を沢山持つこと)”かと思うのです。
ですので、あなたが資本主義社会に生きる現代人なのであれば、
大なり小なり、一度は「経済的な成功」という目標、
あるいは夢を掲げたことがあるのではないでしょうか。
では、ここであなたにこの疑問を投げかけたいと思います。
「果たして、お金を沢山持つことが、成功なのでしょうか?」
いや、もちろんあなたにとって、
「世界で一番お金を持つ人が真の成功者である」
という定義を持っておられるなら、
確かに「お金を沢山持つこと=成功」という等式が成り立つかと思うのです。
では、更にこの疑問を掘り下げて考えてみましょう。
「何故、人は沢山お金を持つことを目指すのでしょうか?」
仮に「お金を沢山持つこと=成功」だと定義するならば、
その「お金を沢山持つこと=成功」を達成することで、
お金を沢山持っている事で、
何かしらの”恩恵が得れる”と考えているからではないでしょうか。
つまり、あなたにとっても、多くの人にとっても、
「お金を沢山持つこと」がゴールではないはずなのです。
何故なら、例えば、
無人島で100億円の資産を持っていても意味はないはずだからですね。
その「お金を沢山持つこと」の先に、
何かあなたなりの「お金の使い道」もあるかと思うのです。
そして、その「お金の使い道」というものは、
基本的に個別具体的なものになるかと思います。
例えば、あなたも沢山のお金を得たあかつきには、
「高級車が欲しい」「世界中を旅行したい」
「高級な家に住みたい」「家族に恩返しがしたい」
などの『欲望』があるかもしれません。
あるいは、
「沢山の貯金があれば安心して暮らせる」
「年金が当てにならない老後の不安を解消できる」
のような、感情的な『恐怖を安心に変える』ためのお金の存在意義を、
持っている方もいるかと思います。
つまり、仮に「お金を沢山持つこと=成功」だと定義するならば、
”その沢山のお金を持つことによって、
感情的、あるいは物質的な何かの『欲望』が満たされるために、
人は大なり小なりお金を得ることを求める”
ということが言えるかと思うのです。
そして、ここまで話してきたことが、一般的な人の、
「お金を沢山持っている人=成功者」(自由に欲望を満たせる人)
という定義ではないでしょうか。
欲望を満たすための「お金」という捉え方
それでは、ここから更にまた「お金と成功」への疑問を深めていきます。
ここから先は、興味がある方だけお付き合い頂ければと思うのです。
ここまでの「お金と成功」の定義を少し整理すると、
下記のようになっています。
仮に「お金を沢山持つこと=成功」だと定義するならば、
”その沢山のお金を持つことによって、
感情的、あるいは物質的な何かの『欲望』が満たされるために、
人は大なり小なりお金を得ることを求める”
という段階ですね。
では、この定義に対して更なる疑問を投げかけたいと思います。
「では、人は何故、欲望を満たすことを欲するのか?」
という定義です。
結局、「お金を沢山得ること」の先には「そのお金の使い道」があることが、
前提ではないかと言うのがここまでの定義でした。
もちろん、ここで言う「お金の使い道」というのは、
沢山のお金を貯金することで感情的な安心感を得るというのも、
1つの「お金の使い道」として考えているわけです。
ということは、ここで逆説的に考えてみると、
「欲望を欲しない人は、お金を得ることに興味がないのではないか」
という疑問が生まれてこないでしょうか。
つまり、
「高級車が欲しい」「世界中を旅行したい」
「高級な家に住みたい」「家族に恩返しがしたい」
などの『欲望』が無い人。
あるいは、
「沢山の貯金があれば安心して暮らせる」
「年金が当てにならない老後の不安を解消できる」
のような、感情的な『恐怖を安心に変える』ことに興味が無い人。
などは、
「お金を沢山持つこと=欲望が自由に満たせる=成功者」
という等式は当てはまらないのではないかという疑問なわけです。
そう。例えば「お金によって満たされる欲望に興味が無い人」の一例には、
「研究をすることが生き甲斐の科学者」
「芸術のためだけに生きている芸術家」
などが存在しているかと思います。
彼等のような人物は基本的に「お金によって満たされる欲望」には、
全くを興味を示さない傾向がありますから、
「お金を沢山持つこと=成功」とは考えていないはずなのです。
何故なら、「お金を沢山持つこと=成功」という定義しか存在していないのであれば、
「科学の発展のために生きた人」「芸術を作りあげるために生きた人」など、
お金に頓着が無いために「お金を持っていない人」は、
”成功者では無い”という定義が成立してしまうからですね。
そして、ここに対する私の具体例としては、
私の中では多分「レオナルドダヴィンチ」は、
お金によって満たされる欲望には興味が無かった人ではないかと考えています。
ですので、「お金を沢山持つこと=成功」という定義なのであれば、
必然的に「レオナルドダヴィンチは成功者では無い」となってしまうわけです。
いかがでしょうか。
私の中では、レオナルドダヴィンチは偉大な人物だと思っていますので、
彼が「成功者では無い」というのは何とも受け入れがたい意見なんですね。
ただ、いかにレオナルドダヴィンチといえども、
”生命維持的な「生理的な欲望」を無視することはできなかったかと思います。”
要するに、仮に「贅沢品」や「未来への安心」という欲望に興味が無くとも、
・生きるための食糧を得るためのお金
・生きるための家に住むためのお金
などのお金の存在意義は、無視できなかったはずのです。
そして、それはあなたのことで考えても同じかと思います。
つまり、あなた自身が仮に、
「贅沢品」や「未来への安心」という欲望に興味が無くとも、
”命を繋げるための「衣食住」へのお金は、
絶対的に必須になってくるはずなのです。”
だからこそ、このような定義づけをすることもできるかと思います。
資本主義において、人が「欲望を満たす」ためにお金を欲することの根底は、
”命を繋げるための「衣食住」さえもお金によって買うことができるから。”
と定義づけすることができるかと思うのです。
故に、現代の資本社会においては、
とりあえず衣食住への欲望(命の存命への欲望)をそれなりに満たすために、
多くの人が「嫌でも、仕事を”しなければならない”」状況を生きている
という言い方もできるかと思います。
結局「お金と成功」という概念を生みだしているのは、
あなたの「脳」かもしれません
もちろん、更にここから人間の成功への概念を、
「恐怖」や「愛」や「嫉妬」という感情、
「社会的な成功意義」という思考に深めることはできます。
ただ、これ以上「成功」への問いを深めても、
余計に分かりづらいものになるだけかと思いますので、
今回は、これぐらいで辞めておきたいと思います。
ですので、ここで今回の「お金と成功」に対する小論で、
あなたにお伝えしたいことをまとめると下記になるわけです。
”必ずしも「お金を沢山持つこと=成功」とはなり得ない”
ということですね。
それは、「お金によって満たされる欲望に興味が無い偉人」を、
少し考察すれば明らかなわけです。
そして、「お金を沢山持つこと=成功」という概念を、
頑なに信じている人は、逆に言うと、
”お金によって満たされる欲望しか見えていない人”
という事もできるかと思います。
ですから、世の中には「お金のために生きているように見える人」も居ますし、
逆に、あまり「お金によって満たされる欲望とは関係なく生きている人」の、
両方が存在していると考えられるわけです。
で、最終的に私自身はここまで話してきたようなことを考察していて、
現在、下記のような最終結論に達しています。
それは、
”結局、全ての物事は「脳」がそう判断しているだけ”
という結論ですね。
例えば、「これは成功」「これは失敗」という概念も、
「この人は好き」「この人は嫌い」などという感情も、
全ては「脳」の活動における一つの側面であり、
その人ならではの「脳の個性」の一種に過ぎないという考え方です。
つまり、少し乱暴な言い方をしてしまえば、
”その人の「脳」が全ての成功という概念を作り出しているだけ(幻想)”
という言い方もできるかと思います。
何故なら、「思考」「感情」「記憶」「価値観」などの作用は、
全て当人の脳が、生きてきた経験の中で作りあげられた世界に過ぎないからですね。
…という事で、人間を、
『脳が作り出した産物によって生きている生命体』
という捉え方をしてしまえば、
何か全ての物事が空虚なものに感じてしまう可能性がありますので、
今回はこの辺で辞めておきたいと思います。
ただ、今回のように「お金と成功」を「哲学」や「脳」という分野から、
冷静に考察してみると、
案外、「お金持ちになることが全て」のような、
幻想に苦しむ人が減るのでは無いかと思い、
このような小論を書いてみた次第です。
それでは、今回の小論は以上になります。
また需要があれば、このような小論も執筆していきたいと思います。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
ZIN
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