【コピーライティング】具体的な数字の罠

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ZINです。

今回は、

「具体的な数字を書く事でコピーの反応が上がる」

という一般定説に少し異を唱えたいと思います。

確かに「具体的な数字」をあげる事で、
コピーの反応率が上がる事は一理あるわけです。

しかし「より多くの人から反応が取れるコピー」を突き詰めて考えていくと、

私は

“「具体的な数字」を書くだけでは不十分だと思っています。”

今回はこの「具体的な数字」でより多くの人から反応が取れるコピーを、
深く考察してみる事にします。

それでは今回の講義のスタートです。

 

コピーライティングにおける一般定説

 

コピーライティング業界の一般定説において、

「具体的な数字を書く事でコピーの反応率が上がる」

という事はよく言われていることです。

例えば、

「このアフィリエイト手法を用いて1ヵ月で30万円稼げました」

という文章があったとします。

この文章を「具体的な数字」で書き直してみると、
下記のような書き方ができるわけです。

「このアフィリエイト手法を用いて29日間で37万5000円稼げました」

上記のように「具体的な数字」で書かれた文章の方が、
読み手がその文章を見た時の『信憑性』が向上する事が、
お分かり頂けたかと思います。

そして更に説明を追記すると、コピーライティングの世界では、
「数字の最後が奇数で終わる方が反応率が高い」という事も、
言われていたりするのです。

例えば、

「アフィリエイトで38万円稼げました」

と書くよりも、

「アフィリエイトで39万円稼げました」

と書いた方が多くの場合、反応率が上がるという事が、
数多くのコピーライターの検証によって明らかにされています。

もちろん「具体的な数字」でコピーを書く場合は、
「より細かな数字を掲げた方が反応率は向上する」という事も、
あわせてよく言われている事なわけです。

ですので、

「アフィリエイトで39万円稼げました」

よりも

「アフィリエイトで39万5700円稼げました」

と書く方が、より読み手が受けるその文章に対する、
『信憑性』が向上するからこそコピーの反応率が上がると言えます。

ここまでがコピーライティングの業界で、
一般定説的に言われている、

「具体的な数字を用いる事でコピーの反応率が向上する」

という理論です。

もちろん、私もこの「具体的な数字」を用いる事で、
コピーの反応率が向上する事は間違いないかと思います。

少なからず、ただ漠然と「30万円稼げた」と連呼するよりは、
細かな数字を用いた方が、遥かに読み手のそのコピーに対する
『信用度』が上がると思うからです。

しかし、私の自論では、

「具体的な数字を掲げるだけでは不十分だと思っています」

少なくとも「より多くの人から反応が取れるコピー」を考えるのであれば、
確実に「具体的な数字」を掲げただけのコピーでは不十分だと考えています。

 

「具体的な数字」で更に多くの人を説得するための、
コピーライティングの書き方とは。

 

では何故、「具体的な数字」を掲げるだけでは不十分だと思うのかですが。

「具体的な数字」を掲げるとは、読み手がその文章を読んだ時に、
「これならあり得るかも」(信じれるかも)と感じさせる為の、
テクニックだと言えます。

しかし、あくまでも読み手の気持ちとしては、その「具体的な数字」を、
「信じれる」では無く”信じれるかも”なわけです。

ですので私は、読み手に「信じれるかも」と感じさせるだけでは、
コピー(文章)における説得力としては不十分だと考えています。

では、より「具体的な数字」の説得力を、
飛躍的に向上させるためにはどうすれば良いかですが。

一言で表現すれば、

“「具体的な数字」には裏付けとなる資料や根拠を示す”

という事です。

「アフィリエイトで39万5700円稼げました」という主張を展開するのであれば、
私は、その事実を裏付ける事ができる資料や根拠を示すことで、
読み手の『信用度』を飛躍的に向上させる事ができると考えています。

一般的に巷に出回っているセールスレターでも、
この「具体的な数字」を裏付けるために自身のASPからの売上などを、
キャプチャー画像としてセールスレターで公開しているのを、
もしかしたら、あなたも見た事があるかもしれません。

要するに「コピーでより多くの人から反応を取る」事を考えると、
「具体的な数字」を裏付ける資料として、
最低でもあれぐらいは行った方が良いかと思うのです。

 

『信憑性』を向上させるコピーの書き方の実例

 

しかし私は、あなたに、

「では売上のキャプチャー画像を公開すれば、
それが最も説得力があるコピーだと言えるのか」

と聞かれれば、そうは思っていないです。

何故ならば、

“その売上のキャプチャー画像が必ずしも、
その手法だけで稼いだという証拠にはならないからです。”

例えば、

「私は、○○というアフィリエイト手法で、
自身のブログから先月147万3900円の売上を上げる事ができました」

というコピーが書かれていたとします。

そしてこのコピーの下に自身のASPから売上画像が、
ズラッと並べられているわけです。

ですが、その「147万3900円の売上」が、
その教材で提唱されている手法だけで稼いだかどうかという事は、
その売上のキャプチャー画像だけでは判断する事ができません。

もしかしたら全く別のブログやメルマガを使って、
稼いだ売上も含まれているかもしれないと言えます。

故に私は、「売上のキャプチャー画像」を示すだけでも、
不十分だと考えているのです。

ですのでその場合は、更にその「売上のキャプチャー画像」の下に、
読み手が「その売上のキャプチャー画像」の正当性を感じる文章を、
追加する事が有効だと考えています。

では、先ほど例文としてあげていた、

「私は、○○というアフィリエイト手法で、
自身のブログから先月147万3900円の売上を上げる事ができました」

という文章で『信憑性』の高い文章を実際に書いてみたいと思います。

 

私は、○○というアフィリエイト手法で、
自身のブログから先月147万3900円の売上を上げる事ができました。

一応、その証拠となるアフィリエイトの売上を示した画像が下記です。

※ASPの売上画像

この売上画像を見ただけでは、

「○○というアフィリエイト手法で稼いだかどうか分からないじゃないか」

という疑問をあなたは感じているかもしれません。

確かに私はいくつかのアフィリエイトシステムを保有していますので、
そう思われても仕方が無いかと思います。

そして私の全てのアフィリエイトシステムは同一のASPを使用していますので、
私のアフィリエイトの売上は全て同一ASPより、
まとめて報酬として支払われているのです。

ですので、私が「○○というアフィリエイトで稼いだ」という根拠を、
あなたに正確な証拠としてお見せする事は難しいと言えます。

しかし、もう一度改めて私のASPからの「売上画像」を見て欲しいのですが、
同日中に、全く同じ教材が何個も売れている事がお分かり頂けるかと思うのです。

この日の売上だけで「13万円」ぐらいにはなっていますので、
少なくとも私の月収が悠に100万円を越えている事は、
あなたにもご納得頂けたかと思います。

 

 

 

「具体的な数字」を書くコピーライティング総括

 

もちろんこのような書き方をする事だけが正解ではないと思います。

他にも読み手の『信憑性』を向上させる書き方は、
いくらでもあるわけですから。

一応、今回は、

「○○というアフィリエイト手法で稼いだかどうか分からないじゃないか」

という読み手が抱くであろう疑問をあえて、
こちらから示して、その疑問に回答するという書き方で、
『信憑性』を向上させる文章を書いてみました。

ただ、私が今回の記事であなたに伝えたかった事の本質は、

“少なくともこれぐたらいのレベルでは、
自身が書いたコピーの『信憑性』を疑うべきである”

という事です。

書き手側が「これぐらい書けば大丈夫だろう」と思って書いたコピーが、
必ずしも読み手の「信用」を獲得できているとは、
言い難い場合が多いと思うからです。

だからこそ私は、文章を書く事でビジネスを行っていく者は、
常に自身の書いた文章を「厳しい目」で精査する必要があると思っています。

今回の、

「具体的な数字を書く事でコピーの反応が上がる」

というコピーライティング業界の一般定説で言えば、
その一般定説に対して、更なる疑問をぶつけてみて、

“「具体的な数字」には裏付けとなる資料や証拠を示す”

方が「更に多くの人を説得できるコピーになるのではないか」という、
思考に行き着いたわけです。

ですので、あなたがこれから「稼ぐためのコピー」を書く際は、
是非、「更に多くの人を説得できるコピーにできる要素はないか」を考えながら、
より素晴らしいコピー(文章)を書けるように思考を練り上げて頂ければと思います。

それでは今回の講義は以上です。

ありがとうございました。

ZIN

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